ヘアカラーをキープするには“やりすぎケア”に要注意
せっかく美容院できれいにヘアカラーをしても、すぐに色が落ちてしまっては残念ですよね。特にたび重なるカラーリングやパーマで、髪の毛がダメージを受けている人は要注意。ダメージを受けた髪の毛は、キューティクルがはがれ、髪の内部の水分が流出しやすい状態になっています。するとシャンプーをするたびに、髪の内部の色素が水分と一緒に溶け出して外に流れてしまうので、せっかくのヘアカラーが色落ちしてしまうのです。
髪の毛が傷んでいる人は、少しでも長くヘアカラーを持たせるために少し工夫をしてみましょう。ヘアカラーを長持ちさせるポイントは、“やりすぎケア”を避けて、色々なことをちょっと控えめにしてみることです。
前日のトリートメントは控える
カラーリングをする前日は、コンディショナーやトリートメントを避けましょう。「カラーリングする前に、できるだけ髪の毛のコンディションを整えておいたほうがいいんじゃないの?」と思う方もいるでしょう。しかし、コンディショナーやトリートメントに含まれるシリコンで髪をコーティングしてしまうと、髪の毛がうまく染まらない原因になってしまうのです。
どうしても使用したいという場合は、最近はシリコンを使用しないノンシリコンのコンディショナーやトリートメントも多く登場しているので、そういったアイテムをセレクトしましょう。また、シャンプーにもシリコンが含まれていますので、可能ならばシャンプーの使用も避けるか、シリコンシャンプーをセレクトするのがベターです。
しかしカラーをした後は、しっかりとトリートメントをしてください。トリートメントでキューティクルを整えれば、髪の内部に定着させた色素が外に流れ出すことを防ぎ、ヘアカラーを長持ちさせることができます。
特にカラーリングをした直後の一週間は、髪の水分量が減少してダメージを受けやすい状態になっていますので、こまめにトリートメントをしてください。
スタイリングの使いすぎは避けるべき
カラーリングを行う当日は、髪の毛にワックスやジェルなどのスタイリング剤をつけないようにしましょう。ワックスやジェルで髪の毛がコーティングされていると、うまくカラー剤が定着しません。
もちろん、美容院でカラーリング前にシャンプーをして洗い流してもらうこともできますが、前述の理由から、カラー前のシャンプーもできれば避けたいところなので、何もつけずに美容院に行くのがベストなのです。
また、ヘアカラーをした当日は、絶対にシャンプーをしてはいけません。せっかくのカラー剤をシャンプーで洗い流してしまうことになります。ですから、ヘアカラーをした後もスタイリング剤をつけずに、髪の毛を自然な状態にしておくのが良いでしょう。
ドライヤーの当てすぎにも注意
ヘアスタイルをバッチリ決めるためにも、毎日ドライヤーで熱心にブローをしているという女性も多いでしょう。しかし、ドライヤーの熱は思っている以上に髪の毛にダメージを与え、カラー剤が落ちやすい状態にしてしまいます。
ドライヤーを使う場合は、ドライヤーの吹き出し口を髪の毛に近づけすぎずに、ある程度の距離をあけて熱を当てるようにしましょう。
また、できるだけドライヤーを使用する時間を減らせるように、タオルドライに時間をかけても良いですね。
これからの季節は、髪の毛の紫外線対策もするとgoodです。肌と同様に、髪の毛も紫外線によってダメージを受けます。夏の日中に長時間外出するときには、帽子をかぶって髪の毛を隠したり、できるだけコンパクトなまとめ髪にして、髪の毛が紫外線を浴びる面積をミニマムにしてください。
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