カラーコーディネーション メイクアップに必要な色

マンセル表色系
 色の分類にはさまざまな方式があるなかで美術やデザインの現場で使われているポピュラーなマンセル表色。

角度配分法によるカラーコーディネーション

配色は、色と色との組み合わせのバランスがとれた「調和」が目的である。
 色の調和を図るためには、色相・明度・彩度など、色と色との共通性や統一を考えるのが一般的である。
 配色がまとまりすぎていると、安定感は強いが単調な印象をあたえることがあるので、変化をつくることも大切である。

類似にの調和

色相環の30度・60度などの角度配色を用いて、統一感のある中に変化を付ける配色。
0度 モノクローム 同一色相となり、単調な安定
30度 アナロガス 同系色、類似色で、階調美となる
60度 セクスタード 魅力的な組み合わせで、特に個性的ではないが調和する

対照の調和

90度 クワドラド 個性的な印象。
         下品になりやすいが、少なく使えば安定。
         黄と赤、黄と緑など。
120度 トリオ 90度よりは、柔らかい印象の配色。
        黄と青緑、赤とライトブルーなど。
150度 近似補色 補色(反対色)よりもやや強い印象。
         赤と青緑、黄と紫など。
180度 補色 くっきり目立つ組み合わせだが、安定した印象。
       緑と赤、黄と青など。

角度配色度を使ったメイクアップの例

モノクローム(0度)
すべての色料を同一色相内におさえる。ファンデーションがオークル(黄赤)アイシャドウー、頬紅、口紅はオレンジ系。
セクスタード(60度)
目元だけを60度の色に変える。オークル(黄赤)のベースに対して、アイシャドーをグリーンにする。
補色(180度)
アイカラーを補色にする。ファンデーションをオークル(黄赤)、アイシャドーがブルー系。口紅も補色にすると、さらに強い印象になる。

ファンデーションの色の選び方

肌に合った色を選ぶために、腕の内側にファンデーションを付けてチェックする。
まず、肌色に近い色相で、肌色の明るさに合ったものを選ぶ。
腕の内側に付けてぼかし、肌との境目が全く分からないくらい馴染めば、それがその人の地色である。

カラーコーディネーションの一例

肌の地色に合わせて組み合わせる。

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