技術
コンサヴァ系のファッションは、およそ10年ごとに繰り返し見られ、字のごとく「保守的」なを意味するスタイルですが、
トラディショナル[伝統的]と云われて出て来るのも同系統の物です・・・「ハマトラ」ってご存じないでしょうか??
一世を風靡した「横浜トラディショナル」で、濃い紺色と明るいスカイブルー、そして純白・・・あくまでも清純に清潔に若々しく
私のような当時中年だった男性の心を大いにくすぐったものです...今でもお目にかかれれば大いに心をときめかすでしょう! .一個所、赤をきかせるのがコツです。}
通常のパーマは、ロッドに巻いた毛髪に、パーマ剤(1剤)を塗布<もしくはパーマ剤(1剤)を塗布した毛髪をロッドに巻く>して、その後パーマ剤(2剤)を塗布します。
これは、パーマ剤(1剤)によってSS結合を切ることでCMCを柔らかいゴム状態にし、コルテックスが動ける環境を作り、パーマ剤(2剤)によってSS結合を再結合してウェーブを形成しているのです。
air waveは、この一連の流れに影響を及ぼす毛髪の「温度と水分量」のバランスを、空気の力で適切にコントロールし、コルテックスの移動を促進させるのですが、よりスムーズで効率的なコルテックスの移動を促すのが「クリープ」、そして移動したコルテックスを、その位置にきちんと固定させるのが「ガラス化」です。
クリープとは、一般的には、物質に一定の温度や応力がかかり続けたときに生じる変形のことをいいます。
毛髪のCMCは常温常湿では安定しています。※この状態のことを「ガラス状」と呼びます。
エアウェーブでは、パーマ剤(1剤)によってSS結合を切った後、クリープに適した温度と湿度を与えます。そうすることで、CMCが柔らかなゴム状態になり、それによってCMCが接着していたコルテックスはロッドに沿って、ゆっくりとストレスの無い位置に移動し、毛髪はウェーブ状になります。ただし、このままではCMCはゴム状態なので、つくったウェーブは安定しません。
ガラス化とは、一般的には、温度の低下により高分子(タンパク質や脂質などの分子量1万以上の化合物)が柔らかなゴム状態から、硬質なガラス状態になることをいいます。
エアウェーブでは、クリープを行った後の不安定なウェーブを、温度と湿度をコントロールして、CMCをガラス状態にした後、常温に戻します。こうすることで、コルテックスは常温常湿でストレスの少ない位置で固定されます。 この後パーマ剤(2剤)で、その位置を記憶させます。
クリープを行うことで、パーマ剤(1剤)の作用時間が短くて済むためケミカルダメージが抑えられますので、柔らかな手触りになります。
また、コルテックスがストレスの少ない位置に移動するため、美しいリッジに導くことができます。
一方、エアウェーブの工程では、ガラス化後の常温常湿状態、つまり日常生活状態に戻してからパーマ剤(2剤)を塗布しウェーブを記憶させる訳ですから、日常生活状態で美しいスタイルが再現しますし、濡れている時はクリクリだけれども、乾かしたら伸びるというようなウェット時とドライ時の差が少なく、高い持続性も発揮します。その上、キューティクルも歪みが少なくきれいに整うので、なめらかな手触りになります。
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