パーマの種類

一般のパーマ

普通パーマというと、ロッドというプラスチック製の短い棒状のものに髪をまきつけ、その形になるように、還元剤・酸化剤という2つの薬剤で髪の形を固定します。

ピンパーマ
 ヘアピンを使います。即ち、ピンパーマではロッドではなく、指にくるくると髪の毛を巻きつけ、その根元をヘアピンを使って固定した上でかけるパーマのことを言います。
ロッドを使うパーマと違って、曲がり具合やボリュームを自由に調整でき、よりナチュラルな仕上がりになります。

 コテパーマ
 コテパーマでは、ロッドに髪をまきつけるのではなく、ヘアアイロン(コテ)を使ってカールをつけていきます。
ロッドを使用すると、カールはロッドの形のくりかえしにならざるをえませんが、コテパーマの場合は髪の根元から毛先まで、少しずつコテをスライドさせながらカールしていくので、部分的な巻き加減の変化も自由自在ですし、ゆる巻き、さらにはストレートパーマも可能です。
もっとも、それだけに手間もかかりますし、料金も割高になりますね。
また、ヘアアイロンで髪に熱を加えるので、髪へのダメージも少し大きくなります。

スパイラルパーマ
スパイラルとは「らせん」という意味です。 
スパイラルパーマでは長いロッドを使用し、その周りに髪を巻きつけてらせん状にするパーマを言います。
一般のパーマの場合は二重三重に髪を巻いていくわけですが、スパイラルパーマでは少しずつずらしながら、らせん階段のようになるように巻いていくのです。
一般には長い髪の人がスパイラルパーマに向いてますが、ヘアエクステをつけた上でスパイラルパーマをかけることもできますので、短い髪の人もヘアサロンで相談してみるといいでしょう。
スパイラルパーマは巻き方によって感じが様々に変わってきます。
らせんの間隔をあけずに巻いた場合は、バネのように硬い巻き方になりますし、間隔をあけて緩やかに巻くと軽いウェーブのようになります。
また、髪の毛をロッドに対して垂直に巻いたり斜めに巻いたりすることでまたイメージが違ってきたりします。

 ツイストパーマ

ツイストパーマとは、髪の毛をロッドやピンでセットする際に、毛束をねじりながら巻きつけていくパーマです。
一般的なパーマでかかるカールに加えて、髪の毛そのものにクセ毛のような細かなウェーブ(ねじる毛束の量によって細かさが変わります)がかかるので、ちょっとB系のニオイがするボリュームあるヘアスタイルになります。ツイストパーマをかけるには最低5センチくらい髪の長さが必要だと思います。

  ツイストスパイラルパーマ

毛束をねじりながらスパイラルパーマをかけると、ツイストスパイラルパーマになります。

  針金パーマ

ツイストスパイラルパーマのロッドを極端に細いロッド、というか針金に変えると、非常に細かいらせんがたくさん出来るわけです。これを針金パーマと呼びます。
作り方は全く違いますが、ちょっと見た感じがドレッドヘアーと似ていますので「ソフトドレッド」などと呼ばれることもあります。
針金パーマを櫛(コーム)でバラバラにほぐして整えると、マリモのような丸くふくらんだヘアースタイルが完成します。これがいわゆるアフロヘアーです。

  ストレートパーマ

ストレートパーマは、通常のパーマと同じ薬剤を使用し、ただカールをかけるのではなく髪の毛をストレートにした状態で固定します。
この方法では、もともとストレートヘアの人がかけていたパーマを落とす事は問題なくできますが、天然のクセ毛や強くかかったパーマを真っ直ぐ伸ばすにはやや効果が足りません。
そこで登場したのが縮毛矯正です。

  縮毛矯正

縮毛矯正は通常のパーマより強力な薬剤を使用し、なおかつ、ヘアアイロン(コテ)で熱を加えます。
縮毛矯正の効果は強く、半永久的といわれますが、それは施術された髪の部分についての話であって、人の髪の毛はどんどん新しい部分が伸びてくるわけですから、その部分については改めて縮毛矯正を行わないといけません。
当然ですが、ストレートパーマよりも縮毛矯正の方が髪へのダメージは大きく痛みやすくなりますし、料金も高いです。
料金は髪の長さによりますが、1万5千円~3万円くらいが一般的です。
ただ、縮毛矯正の方が、サイクルが長い(4ヶ月から半年くらい持つ)ので、トータルするとどちらかいいとはいえないかもしれませんね。
しかし、ストレートパーマではすぐ元に戻るって方は、やはり縮毛矯正でないと効果を実感できないでしょうね。\r繰り返しになりますが、以上の区別とは違う区分をしているヘアサロンもありますので、「ストレートパーマ」や「縮毛矯正」を検討している方は、実際にヘアサロンでその中身を充分チェックしてくださいね。

  デジジタルパーマ

\r\nデジタルパーマとは、パーマのホットロッドの温度管理をデジタルで正確に制御するパーマのことを言います。
通称「デジパ」。
じつはデジタルパーマは登録商標だそうで、その関係からか形状記憶パーマと呼ばれることが増えてきているようです。
また、サロンによっていろいろ工夫を凝らしていて、ロッドからホットブローが出てくるものなど、いろいろ登場しています。
デジタルパーマは通常のパーマに比べると、約二倍持ちが良いといわれています。
パーマが掛かりづらい、パーマの持ちが悪い、根本は縮毛矯正でボリュームを抑え毛先はカールスタイルにしたい、巻き髪風のスタイルを綺麗に作りたいという方にはお勧めです(但し痛みすぎの髪にはお勧めできません)。
所要時間は2時間~2時間30分。

 

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