衛生管理1??Vol2

衛生管理1①Vol2 - 用語クイズ
2016/4/7配信
Q1筋肉や皮膚など人体の大部分をつくり、発育や発達のために欠くことのできな
い栄養素は何?

Answer
【タンパク質】

よみたんぱくしつ
筋肉や皮膚など人体の大部分をつくり、発育や発達、細胞の補充のために欠くこ
とのできない栄養素。

●体内で酸化されて分解し、エネルギー源にもなる。
●約20種類のアミノ酸がいろいろな組み合わせで結合した複雑な化合物。
●タンパク質を多く含む食品には、鳥獣肉類、魚介類、卵、大豆製品などがある。
●1日の摂取量は青年・壮年期の男性で約80g、女性で70gであり、働き盛りの日本
人で不足していることは極めてまれである。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q2タンパク質を構成する化合物は何?

Answer
【アミノ酸】

よみあみのさん
約20種類の、タンパク質を構成する化合物。

●アミノ酸の種類と組み合わせの相違により、タンパク質の栄養上の価値も違っ
てくる。
●身体の発育や発達と生命の保持に必要で、しかも身体内で合成されないアミノ
酸を必須アミノ酸という。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q3身体の発育や発達と生命の保持に必要で、しかも身体内で合成されず食物から
摂取しなければならないアミノ酸を何という?

Answer
【必須アミノ酸】

よみひっすあみのさん
身体の発育や発達と生命の保持に必要で、しかも身体内で合成されず、食物から
摂取しなければならないアミノ酸。

●人体を維持するのに必要なものとして知られているのは次の9種類。
・イソロイシン
・ロイシン
・リジン
・フェニルアラニン
・メチオニン
・スレオニン
・トリプトファン
・バリン
・ヒスチジン

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q4体内に吸収されてエネルギー源となるほか、人体の構成にも関係する栄養素は何?

Answer
【脂肪】

よみしぼう 異表記脂質
体内に吸収されてエネルギー源となるほか、脂肪組織をつくって人体の構成にも
関係する栄養素。

●体内で消化されて分解し、脂肪酸とグリセリンとなり小腸から吸収される。
●エネルギー源として消費された残りの脂肪は、脂肪組織として皮下や筋肉、内
臓の周囲などに蓄えられ、寒さや外部からの衝撃を防ぐ役目をする。
●成人の脂質エネルギー比率は、動脈硬化予防のため20~25%程度が望ましい。
●脂肪を多く含む食品には、鳥獣肉や魚肉、ごま、バターなどがある。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q5デンプンやショ糖など、活動のエネルギー源として重要な栄養素は何?

Answer
【炭水化物】

よみたんすいかぶつ 異表記糖類/糖質
糖類あるいは糖質などともいい、活動のエネルギー源として重要な栄養素。

●主なものはデンプンやショ糖(砂糖)など。
●デンプンは、米や麦などの穀類のほか、いも類にも多く含まれている。
●体内で消化され主にブドウ糖に分解されて、小腸で吸収される。
●吸収されたブドウ糖は一定濃度で血液中に含まれ、これを血糖とよぶ。
●ブドウ糖は身体各部の組織で酸化されて分解し、エネルギーを生じる。
●一部のブドウ糖は肝臓でグリコーゲンとして蓄えられる。
●血糖が少なくなると肝臓のグリコーゲンが再びブドウ糖となって補充する。
●植物性食品に含まれる食物繊維も炭水化物の一種である。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q6人体を構成する成分元素のうち、カルシウム、リン、ナトリウムなどを総称し
て何という?

Answer
【無機質】

よみむきしつ 異表記ミネラル
人体を構成する成分元素のうち、人体にとって不可欠なカルシウム、リン、ナト
リウム、鉄などの微量成分。ミネラルともいう。

●ビタミン・水と同様エネルギー源にはならないが、まったく無機質を取らない
と死んでしまうため、一定量の各種無機質が必要。
●カルシウムとリンは骨や歯の主な成分で、体内に最も多く存在する無機質。煮
干しや小魚、乳製品に多く含まれる。
●体内の鉄は約70%までが赤血球のヘモグロビンに含まれ、不足すると貧血にな
る。レバーやしじみ貝に多く含まれる。
●ナトリウムは主として食塩から摂取される。1日に10g未満の摂取が望ましい。
●このほかカリウム、いおう、塩素、マグネシウム、銅などがある。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q7リンとともに骨や歯の主な成分で、小魚や乳製品などに多く含まれる無機質は何?

Answer
【カルシウム】

よみかるしうむ
リンとともに骨や歯の主な成分で、体内に最も多く存在する無機質。

●骨や歯をつくり、血液の酸性化を防いで身体の調子を整える。
●不足すると、小児では骨や歯が十分に形成されず、成人では骨や歯が弱くなる。
●成長期の青少年や妊婦には特に必要。
●煮干しや小魚、チーズ、脱脂粉乳などの乳製品に多く含まれる。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q8エネルギー源でも人体の構成成分でもないが、身体の生理的機能の調整に重要
な作用をするナイアシンや葉酸ようさんなどの栄養素は何?

Answer
【ビタミン】

よみびたみん
人体の構成成分でもエネルギー源でもないが、ほかの栄養素の働きを助けて、身
体の生理的機能の調整に重要な作用をする栄養素。

●主なものは、ビタミンA・B1・B2・B6・B12・C・D・E・K、ナイアシ
ン、葉酸ようさんなど。
●ビタミンの大部分は体内で生成されないので、食物から摂取する必要がある。
●比較的微量でも大きなはたらきをする。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q9脂(油)溶性で、身体の成長を助け、皮膚や粘膜の健康を保って抵抗力を高め
るはたらきのあるビタミンは何?

Answer
【ビタミンA】

よみびたみんえー 異表記レチノール
身体の成長を助け、皮膚や粘膜の健康を保って抵抗力を高める脂(油)溶性のビ
タミン。

●不足すると、成長が止まるほか、皮膚が荒れたり、かぜをひきやすくなったり
する。また、乳児では眼が角膜軟化症を起こして失明したり、成人では夜盲やも
う症になったりする。
●うなぎ、卵黄などに多く含まれる。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q10炭水化物の代謝に関係あり、不足すると脚気かっけになることがあるビタミ
ンは何?

Answer
【ビタミンB1】

よみびたみんびーわん
体内に吸収されたブドウ糖が酸化されて分解し、エネルギーを生じる際にこれを
助け、炭水化物の代謝に関係するビタミン。

●不足すると、脚気かっけになったり、神経炎を誘発したりする。
●授乳中の女性は授乳によってビタミンB1が不足しやすく、乳児が脚気になる場
合もある。
●米や麦などの胚芽、豚肉、落花生などに含まれる。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q11タンパク質、脂肪、炭水化物の代謝に必要で、不足すると発育不良や皮膚炎
などを起こしやすいビタミンは何?

Answer
【ビタミンB2】

よみびたみんびーつー 異表記リボフラビン
タンパク質、脂肪、炭水化物の代謝に必要な水溶性のビタミン。

●成長を促進し、皮膚や粘膜の健康を保つはたらきがある。
●不足すると、発育不良、口のまわりがただれる皮膚炎や舌炎ぜつえん、眼の角
膜の炎症などを起こしやすい。
●レバー、緑黄色野菜などに多く含まれる。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q12不足すると壊血かいけつ病を引き起こすビタミンは何?

Answer
【ビタミンC】

よみびたみんしー
不足すると毛細血管が破れやすくなって壊血かいけつ病になったり、歯ぐきなど
から出血しやすくなるビタミン。

●新鮮な野菜類や果実類、いも類、緑茶に多く含まれる。
●普通は日常の食事で必要量が十分摂取できるので、ビタミンCが不足すること
はほとんどない。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q13体内のカルシウムとリンの代謝を調整し、不足するとくる病や骨軟化症を引
き起こすビタミンは何?

Answer
【ビタミンD】

よみびたみんでぃー
体内のカルシウムとリンの代謝を調整し、骨や歯をつくるはたらきをするビタミン。

●不足すると、乳幼児では骨や歯の発育が悪くなり、くる病になる。
●成人では骨軟化症になって骨折しやすくなる。特に妊娠中や授乳中の女性に起
こりやすい。
●よって、乳幼児、妊娠中や授乳中の女性は特に多量のビタミンDが必要である。
●カツオやイワシなどに多く含まれる。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q14ニコチン酸、ニコチン酸アミドなどの総称で、ビタミンB群に属するビタミ
ンは何?

Answer
【ナイアシン】

よみないあしん
ニコチン酸、ニコチン酸アミドなどの総称で、ビタミンB群に属するビタミン。

●不足するとペラグラという病気になり、皮膚炎、胃腸病や下痢、神経系統の症
状などが現れる。
●レバー、鳥獣肉類、イワシやカツオなどの魚類、酵母、緑黄色野菜に多く含ま
れる。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q15「国民健康・栄養調査」などからわかる、栄養所要量に対する栄養摂取量の
状況をなんという?

Answer
【栄養摂取状況】

よみえいようせっしゅじょうきょう
「国民健康・栄養調査」などからわかる、栄養所要量に対する栄養摂取量の状況。

●栄養摂取量の推移を見ると、炭水化物から摂取するエネルギーは減少している
が、動物性タンパク質・脂肪の摂取量が増加している。
●2007年の調査では、エネルギーはほぼ適正量だが、カルシウムは所要量を下回
り、食塩は過剰摂取傾向にある。

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1編 >2章 >3節 >4項 :栄養と食物

Q16個人の医療に必要とされる経済負担を、社会的に保証する制度を何という?

Answer
【医療保険制度】

よみいりょうほけんせいど
個人の医療に必要とされる経済負担を社会的に保証する制度のこと。

●我が国では、すべての国民がいつでも必要な医療を受けることができる、国民
皆保険制度を採用している。
●現在、医療機関の窓口で支払われる一部負担金は3割負担。
●ただし3歳未満の乳幼児は2割負担。70~74歳の一般の人は2割(当面は1
割)、75歳以上は1割、一定所得以上ある人は3割負担。

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1編 >2章 >4節 >2項 :医療保険制度

Q17社会保険方式により、利用者の選択で保健・医療・福祉にわたる介護サービ
スを総合的に利用できるようにした制度は何という?

Answer
【介護保険制度】

よみかいごほけんせいど
社会保険方式により、利用者の選択で保健・医療・福祉にわたる介護サービスを
総合的に利用できるようにした制度。

●1997(平成9)年に介護保険法が制定され、2000(平成12)年から新たな介護
保険制度が実施されている。
●市町村と東京都の特別区(23区)が主として運営を行う。
●財源は40歳以上の人からの保険料と公費からなり、利用者が費用の一部を負担
する。
●サービスを受けるには、前もって市町村に申請し、介護認定審査会の認定を受
ける必要がある。

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1編 >2章 >4節 >3項 :介護保険制度

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