衛生管理2??Vol2
衛生管理2④Vol2 - 用語クイズ
2016/5/19配信
Q1消毒薬に水を加えてできる、溶液、コロイド溶液、乳濁液などのことを何という?
Answer
【消毒液】
よみしょうどくえき
消毒薬に水を加えてできる、溶液、コロイド溶液、乳濁液などのこと。
●調製にあたっては、溶質、溶媒、溶液の数量的関係を的確にとらえることが大
切である。
●溶質は、溶液の中に溶けこんでいる物質のこと。
●溶媒は、溶質を溶かしている物質(液体)のこと。
●溶液は、2種以上の物質が均一に混じり合って液体をなしているもの。
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4編 >3章 >1節 >1項 :消毒薬の概要
Q2百分率、百万分率、希釈倍数などは、消毒液の何を表すのに用いられる?
Answer
【消毒薬の濃度】
よみしょうどくやくののうど
消毒薬の濃さを数量的に表したもので、以下のものがよく用いられる。
●百分率(%)=溶質量/溶液量×100
●百万分率(ppm)=溶質量/溶液量×1000000
●希釈倍数(倍)=溶液量/溶質量
●希釈倍数(倍)と百分率(%)には次の関係がある。百分率(%)=100/希釈
倍数(倍)(→百分率の逆)
●各濃度の関係:溶質量/溶液量=(%)/100=(ppm)/1000000=1/(倍)
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4編 >3章 >1節 >1項 :消毒薬の概要
Q3希望する希釈液の濃度と調製する量から、消毒薬と水の必要量を計算し、消毒
薬から消毒液を作る方法を何という?
Answer
【消毒薬希釈法】
よみしょうどくやくきしゃくほう
希望する希釈液の濃度と調製する量から、消毒薬と水の必要量を計算し、消毒薬
を希釈して消毒液を作る方法。手順は以下のとおり。
●消毒薬と水の量を計算式で算出。
●計算量の消毒液をメスシリンダーで正しくはかる。
●これと別のメスシリンダーで、同様に計算量の水を正しくはかる。
●計算量の消毒液と水を別の容器に移し、かくはん棒で混合する。
●消毒液に粘り気がある場合、メスシリンダーの内壁をはかり取った水の一部で
2~3回ゆすいで容器に移し入れる。
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4編 >3章 >1節 >4項 :消毒薬希釈法
Q4消毒効果の確実性、人に対しての安全性、法規との関係のチェックなどが重要
となるのは、消毒法の何でしょう?
Answer
【消毒法の選び方】
よみしょうどくほうのえらびかた
消毒法の選び方として、すぐれた消毒法の条件と、法規との関係に注意する。
●「皮ふに接する器具」として規定された器具類は、客一人ごとに規定された消
毒法を選んで行わなければならない。
●法規では、皮膚に接する器具を次の2つに分類して、それぞれに対する消毒方
法を定めている。
●1つは「かみそり及びかみそり以外の器具で、血液が付着しているもの、また
はその疑いのあるもの」。
●もう1つは「血液が付着している疑いのないもの」。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q5理容・美容器具類の、洗浄→消毒→水洗→乾燥→保管という手順は何の手順?
Answer
【消毒の手順】
よみしょうどくのてじゅん
消毒の正しい手順は、①洗浄、②消毒、③水洗、④乾燥、⑤保管である。
●洗浄:器具に付着している多くの汚れを除去し、付着している微生物も減らす。
●十分に洗浄し、汚れを落としてから消毒することによって消毒の確実性が増す。
●消毒:施行規則第25条に定められた方法に従う。
●保管:「消毒済み」と明記した紙の帯をつけて、清潔な保管箱に収納する。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q6理容師・美容師法施行規則第25条で、かみそりと、血液の付着の有無で分類さ
れているのは何の分類?
Answer
【消毒対象器具の分類】
よみしょうどくたいしょうきぐのぶんるい
消毒対象器具は「皮ふに接する器具」として、理容師法・美容師法施行規則第25
条で以下のように分類されている。
●①かみそりとそれ以外の器具で血液が付着しているもの、またはその疑いのある
もの。
●②かみそり以外の器具で血液が付着してない、またはその疑いのないもの。
●かみそりは、レザーカット専用のかみそりは除く。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q7紫外線、煮沸しゃふつ、蒸気などほとんどすべての消毒法を用いることができ
るのは、どんな理容・美容器具の消毒?
Answer
【ガラス器、陶磁器の消毒】
よみがらすき、とうじきのしょうどく
ほとんどすべての消毒法を用いてさしつかえない。
●適合する消毒法は、紫外線、煮沸、蒸気、各種の薬液。
●対象物により、消毒しやすい方法を選ぶとよい。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q8塩素やヨウ素、酸性の強い溶液中で腐食したり、切れ味が悪くなるなどの性質
があるのは、どんな理容・美容器具の消毒?
Answer
【金属製品の消毒】
よみきんぞくせいひんのしょうどく
塩素やヨウ素、酸性の強い溶液中で腐食されたり、長時間つけるとさびが生じた
りするので注意する。
●煮沸消毒や蒸気消毒では、刃物類を長時間加熱したり繰り返して加熱すると切
れ味が悪くなるため、薬液消毒が多い。
●刃物類には、エタノール水溶液を浸した脱脂綿やガーゼでふく方法(ただし、
かみそりは除く)が適する。
●適した消毒法は、
①逆性石けん水溶液、両性界面活性剤水溶液、グルコン酸クロルヘキシジン水溶
液に浸漬する方法。
②エタノール水溶液に浸漬またはふく方法。
③紫外線、蒸気、煮沸、など。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q9付着した毛などをブラシで清掃したのち、水洗いしてから薬液につけるのは、
理容・美容器具のうち何類の消毒?
Answer
【クリッパー類の消毒】
よみくりっぱーるいのしょうどく
付着した毛などをブラシで清掃したのち、水洗いしてから薬液につける。
●エレクトリッククリッパーは刃の部分を取り外して消毒。ほかの部分はエタ
ノール水溶液できれいにふき取る。
●適した消毒法は、
①逆性石けん水溶液、両性界面活性剤水溶液、グルコン酸クロルヘキシジン水溶
液に浸漬する方法。
②エタノール水溶液に浸漬または拭く方法。
③紫外線、など。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q10熱や長時間の薬液浸漬により変質・変形しやすい点に注意すべきなのは、何
類の消毒?
Answer
【コーム類の消毒】
よみこーむるいのしょうどく
セルロイド、プラスチック、べっこうなどでできていて、いずれも熱に対して弱
いため、熱消毒は不適当である。
●消毒時間は必要最低限にとどめ、いたずらに長時間消毒液に浸すことはさける。
●べっこう製は高価なので、汚れを落としたのち紫外線消毒を行うか、または逆
性石けん水溶液などにつけたのち、水でゆすぎ水分をふき取る。
●適した消毒法は、
①逆性石けん水溶液、両性界面活性剤水溶液、グルコン酸クロルヘキシジン水溶
液に浸漬する方法。
②紫外線、など。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q11汚染率が高く消毒が困難なので、特に念入りにしなくてはならないのは何の
消毒?
Answer
【ブラシ類の消毒】
よみぶらしるいのしょうどく
汚染率が高いうえに消毒が困難なので、特に念入りに消毒を行う必要がある。
●ブラシ類も「皮膚に接する器具」に規定されている。
●ブラシの部分が植物繊維や動物毛製、ブラシと柄の部分が違う材質からできて
いるものも多いので、材質を見きわめて消毒法を決める。
●適した消毒法は、
①シェービングブラシ:水洗いしてから逆性石けん水溶液、両性界面活性剤水溶
液、グルコン酸クロルヘキシジンなどに浸し、水洗いして乾燥させる。
②くせ毛直しブラシ、かるかやブラシ:逆性石けん水溶液、両性界面活性剤水溶
液、グルコン酸クロルヘキシジンなどに浸す。
③毛はらいブラシ、クッションブラシ:毛あしの長いものは薬液消毒、毛の植え
方がまばらなものには紫外線消毒。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q12消毒後色やにおいが残らない、繊維を損なわない、などの点に留意すべきな
のは、理容・美容器具のうち何類の消毒?
Answer
【タオル、布片類の消毒】
よみたおるふへんるいのしょうどく
一般に、薬品の色やにおいが残らず、繊維を損なわない消毒法を選ぶとよい。
●動物性のものは、次亜塩素酸ナトリウム液や熱による消毒は不適当。
●色物のタオル、布片類は次亜塩素酸ナトリウム液で色落ちすることがある。
●スチームタオルは、通常、洗浄後タオル蒸し器で蒸気消毒。
●乾燥タオルは、直ちに0.01%以上の次亜塩素酸ナトリウム液を加えた洗剤液に
つけておき、あとでまとめて洗濯し、乾燥させる。
●刈布(カッティングクロス)は、洗濯後十分乾燥。
●ビニールクロス(シャンプークロス)は、汚れのひどいところを特にブラシと
洗剤を使って洗った後、逆性石けん水溶液などにつけ、水洗いをして陰干しさせる。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q13消毒とともに大切なこととしてあげられることは、清掃と何?
Answer
【清潔保持】
よみせいけつほじ
消毒とともに、清潔保持と清掃は大切なことである。
●洗剤による洗浄効果を高めるためには、機械的な摩擦を多くして、温かい湯を
用いるのがよい。
●洗い場は、タイル張りあるいはステンレス張りとする。排水管は汚水の臭気が
逆流しない構造にする。
●理容所・美容所全体の清掃を1日1回以上すること。用具類の保管場所は1週
間に1回以上清掃すること。
●毛髪容器はふたがあるものを使用し、なるべく人目につかない場所に置くほう
がよい。
●病原体を媒介するハエやカなどの衛生昆虫の駆除も心がける。
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4編 >3章 >3節 >1項 :清潔保持と清掃
2016/5/19配信
Q1消毒薬に水を加えてできる、溶液、コロイド溶液、乳濁液などのことを何という?
Answer
【消毒液】
よみしょうどくえき
消毒薬に水を加えてできる、溶液、コロイド溶液、乳濁液などのこと。
●調製にあたっては、溶質、溶媒、溶液の数量的関係を的確にとらえることが大
切である。
●溶質は、溶液の中に溶けこんでいる物質のこと。
●溶媒は、溶質を溶かしている物質(液体)のこと。
●溶液は、2種以上の物質が均一に混じり合って液体をなしているもの。
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4編 >3章 >1節 >1項 :消毒薬の概要
Q2百分率、百万分率、希釈倍数などは、消毒液の何を表すのに用いられる?
Answer
【消毒薬の濃度】
よみしょうどくやくののうど
消毒薬の濃さを数量的に表したもので、以下のものがよく用いられる。
●百分率(%)=溶質量/溶液量×100
●百万分率(ppm)=溶質量/溶液量×1000000
●希釈倍数(倍)=溶液量/溶質量
●希釈倍数(倍)と百分率(%)には次の関係がある。百分率(%)=100/希釈
倍数(倍)(→百分率の逆)
●各濃度の関係:溶質量/溶液量=(%)/100=(ppm)/1000000=1/(倍)
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4編 >3章 >1節 >1項 :消毒薬の概要
Q3希望する希釈液の濃度と調製する量から、消毒薬と水の必要量を計算し、消毒
薬から消毒液を作る方法を何という?
Answer
【消毒薬希釈法】
よみしょうどくやくきしゃくほう
希望する希釈液の濃度と調製する量から、消毒薬と水の必要量を計算し、消毒薬
を希釈して消毒液を作る方法。手順は以下のとおり。
●消毒薬と水の量を計算式で算出。
●計算量の消毒液をメスシリンダーで正しくはかる。
●これと別のメスシリンダーで、同様に計算量の水を正しくはかる。
●計算量の消毒液と水を別の容器に移し、かくはん棒で混合する。
●消毒液に粘り気がある場合、メスシリンダーの内壁をはかり取った水の一部で
2~3回ゆすいで容器に移し入れる。
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4編 >3章 >1節 >4項 :消毒薬希釈法
Q4消毒効果の確実性、人に対しての安全性、法規との関係のチェックなどが重要
となるのは、消毒法の何でしょう?
Answer
【消毒法の選び方】
よみしょうどくほうのえらびかた
消毒法の選び方として、すぐれた消毒法の条件と、法規との関係に注意する。
●「皮ふに接する器具」として規定された器具類は、客一人ごとに規定された消
毒法を選んで行わなければならない。
●法規では、皮膚に接する器具を次の2つに分類して、それぞれに対する消毒方
法を定めている。
●1つは「かみそり及びかみそり以外の器具で、血液が付着しているもの、また
はその疑いのあるもの」。
●もう1つは「血液が付着している疑いのないもの」。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q5理容・美容器具類の、洗浄→消毒→水洗→乾燥→保管という手順は何の手順?
Answer
【消毒の手順】
よみしょうどくのてじゅん
消毒の正しい手順は、①洗浄、②消毒、③水洗、④乾燥、⑤保管である。
●洗浄:器具に付着している多くの汚れを除去し、付着している微生物も減らす。
●十分に洗浄し、汚れを落としてから消毒することによって消毒の確実性が増す。
●消毒:施行規則第25条に定められた方法に従う。
●保管:「消毒済み」と明記した紙の帯をつけて、清潔な保管箱に収納する。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q6理容師・美容師法施行規則第25条で、かみそりと、血液の付着の有無で分類さ
れているのは何の分類?
Answer
【消毒対象器具の分類】
よみしょうどくたいしょうきぐのぶんるい
消毒対象器具は「皮ふに接する器具」として、理容師法・美容師法施行規則第25
条で以下のように分類されている。
●①かみそりとそれ以外の器具で血液が付着しているもの、またはその疑いのある
もの。
●②かみそり以外の器具で血液が付着してない、またはその疑いのないもの。
●かみそりは、レザーカット専用のかみそりは除く。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q7紫外線、煮沸しゃふつ、蒸気などほとんどすべての消毒法を用いることができ
るのは、どんな理容・美容器具の消毒?
Answer
【ガラス器、陶磁器の消毒】
よみがらすき、とうじきのしょうどく
ほとんどすべての消毒法を用いてさしつかえない。
●適合する消毒法は、紫外線、煮沸、蒸気、各種の薬液。
●対象物により、消毒しやすい方法を選ぶとよい。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q8塩素やヨウ素、酸性の強い溶液中で腐食したり、切れ味が悪くなるなどの性質
があるのは、どんな理容・美容器具の消毒?
Answer
【金属製品の消毒】
よみきんぞくせいひんのしょうどく
塩素やヨウ素、酸性の強い溶液中で腐食されたり、長時間つけるとさびが生じた
りするので注意する。
●煮沸消毒や蒸気消毒では、刃物類を長時間加熱したり繰り返して加熱すると切
れ味が悪くなるため、薬液消毒が多い。
●刃物類には、エタノール水溶液を浸した脱脂綿やガーゼでふく方法(ただし、
かみそりは除く)が適する。
●適した消毒法は、
①逆性石けん水溶液、両性界面活性剤水溶液、グルコン酸クロルヘキシジン水溶
液に浸漬する方法。
②エタノール水溶液に浸漬またはふく方法。
③紫外線、蒸気、煮沸、など。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q9付着した毛などをブラシで清掃したのち、水洗いしてから薬液につけるのは、
理容・美容器具のうち何類の消毒?
Answer
【クリッパー類の消毒】
よみくりっぱーるいのしょうどく
付着した毛などをブラシで清掃したのち、水洗いしてから薬液につける。
●エレクトリッククリッパーは刃の部分を取り外して消毒。ほかの部分はエタ
ノール水溶液できれいにふき取る。
●適した消毒法は、
①逆性石けん水溶液、両性界面活性剤水溶液、グルコン酸クロルヘキシジン水溶
液に浸漬する方法。
②エタノール水溶液に浸漬または拭く方法。
③紫外線、など。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q10熱や長時間の薬液浸漬により変質・変形しやすい点に注意すべきなのは、何
類の消毒?
Answer
【コーム類の消毒】
よみこーむるいのしょうどく
セルロイド、プラスチック、べっこうなどでできていて、いずれも熱に対して弱
いため、熱消毒は不適当である。
●消毒時間は必要最低限にとどめ、いたずらに長時間消毒液に浸すことはさける。
●べっこう製は高価なので、汚れを落としたのち紫外線消毒を行うか、または逆
性石けん水溶液などにつけたのち、水でゆすぎ水分をふき取る。
●適した消毒法は、
①逆性石けん水溶液、両性界面活性剤水溶液、グルコン酸クロルヘキシジン水溶
液に浸漬する方法。
②紫外線、など。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q11汚染率が高く消毒が困難なので、特に念入りにしなくてはならないのは何の
消毒?
Answer
【ブラシ類の消毒】
よみぶらしるいのしょうどく
汚染率が高いうえに消毒が困難なので、特に念入りに消毒を行う必要がある。
●ブラシ類も「皮膚に接する器具」に規定されている。
●ブラシの部分が植物繊維や動物毛製、ブラシと柄の部分が違う材質からできて
いるものも多いので、材質を見きわめて消毒法を決める。
●適した消毒法は、
①シェービングブラシ:水洗いしてから逆性石けん水溶液、両性界面活性剤水溶
液、グルコン酸クロルヘキシジンなどに浸し、水洗いして乾燥させる。
②くせ毛直しブラシ、かるかやブラシ:逆性石けん水溶液、両性界面活性剤水溶
液、グルコン酸クロルヘキシジンなどに浸す。
③毛はらいブラシ、クッションブラシ:毛あしの長いものは薬液消毒、毛の植え
方がまばらなものには紫外線消毒。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q12消毒後色やにおいが残らない、繊維を損なわない、などの点に留意すべきな
のは、理容・美容器具のうち何類の消毒?
Answer
【タオル、布片類の消毒】
よみたおるふへんるいのしょうどく
一般に、薬品の色やにおいが残らず、繊維を損なわない消毒法を選ぶとよい。
●動物性のものは、次亜塩素酸ナトリウム液や熱による消毒は不適当。
●色物のタオル、布片類は次亜塩素酸ナトリウム液で色落ちすることがある。
●スチームタオルは、通常、洗浄後タオル蒸し器で蒸気消毒。
●乾燥タオルは、直ちに0.01%以上の次亜塩素酸ナトリウム液を加えた洗剤液に
つけておき、あとでまとめて洗濯し、乾燥させる。
●刈布(カッティングクロス)は、洗濯後十分乾燥。
●ビニールクロス(シャンプークロス)は、汚れのひどいところを特にブラシと
洗剤を使って洗った後、逆性石けん水溶液などにつけ、水洗いをして陰干しさせる。
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4編 >3章 >2節 >3項 :理容・美容器具類の消毒法(布片などの用具を含む)
Q13消毒とともに大切なこととしてあげられることは、清掃と何?
Answer
【清潔保持】
よみせいけつほじ
消毒とともに、清潔保持と清掃は大切なことである。
●洗剤による洗浄効果を高めるためには、機械的な摩擦を多くして、温かい湯を
用いるのがよい。
●洗い場は、タイル張りあるいはステンレス張りとする。排水管は汚水の臭気が
逆流しない構造にする。
●理容所・美容所全体の清掃を1日1回以上すること。用具類の保管場所は1週
間に1回以上清掃すること。
●毛髪容器はふたがあるものを使用し、なるべく人目につかない場所に置くほう
がよい。
●病原体を媒介するハエやカなどの衛生昆虫の駆除も心がける。
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4編 >3章 >3節 >1項 :清潔保持と清掃
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