理容・美容保健2③Vol2

理容・美容保健2③Vol2 - 用語クイズ2016/8/22配信Q1人体に約130~140万本生えている皮膚の付属器官は何?Answer【毛】よみけ人体には約130万~140万本の毛が生えており、そのうち、頭毛は約10万本とされる。●まっすぐな直毛ちょくもう、波状にうねった波状毛はじょうもう、縮れた球状毛きゅうじょうもうがある。 ●毛の太さは人種、年齢、性別、体の部位によって異なる。頭毛はおよそ0.1mmである。 ●毛のはえる方向を毛流といい、皮膚の割線方向とほぼ一致する。 ●毛流は頭頂部、腋窩えきか、鼠径部そけいぶなどでは渦を巻いており、これを毛渦もうか(つむじ)という。教科書ココをチェック2編 >2章 >1節 :毛Q2生長期、退行期、休止期からなる毛の周期を何とよぶ?Answer【毛の生長周期】よみけのせいちょうしゅうき毛は、一定の期間生長を続けると生長を停止し、やがて脱毛をして一定期間その状態にとどまり、再びそこに新しい毛を生じる。これを毛の生長周期という。●生長している期間を生長期、停止している期間を休止期といい、この2つの期間の間に短い退行期がある。 ●毛は胎生毛たいせいもう、軟毛なんもう、硬毛こうもうの3種類に区別される。 ●胎生4~5か月ころ一部をのぞいて胎生毛に覆われ、胎生期8か月ころまでに休止期に入り、それ以後ふたたび生長期になり軟毛となる。 ●頭毛や眉び毛などは1年以内に、思春期前後には男性ホルモンにより腋窩えきか毛などが硬毛となる。教科書ココをチェック2編 >2章 >1節 >2項 :毛の型と毛の生長周期Q3鳥肌反応が起きるときに収縮しているのは何筋?Answer【立毛筋】よみりつもうきん自律神経によって支配され、これが収縮すると、毛が直立して毛孔もうこうの部分がもちあがり鳥肌になる。これを鳥肌反応(立毛筋反射)という。●鳥肌反応は鵞皮がひ反応ともよばれる。 ●立毛筋は体のすべての毛についているわけではない。 ●立毛筋は平滑筋で、真皮しんぴの乳頭にゅうとうの部分から斜めに下降し、脂腺しせんの下で毛包もうほうについている。教科書ココをチェック2編 >2章 >1節 >6項 :立毛筋Q4皮脂を分泌ぶんぴする腺せんは何?Answer【脂腺】よみしせん 異表記皮脂腺毛包の鈍角側、立毛筋りつもうきんの上方についている分泌腺ぶんぴせんで、毛包に開口し、皮脂という一種のあぶらを分泌ぶんぴする。●皮脂は、毛または毛包の壁に沿って皮膚の表面に出て、皮膚や毛にあぶらをあたえる役目があるため、大部分の脂腺は毛と深く関係している。 ●脂腺の中には毛と関係なく独立して存在する独立脂腺があり、口唇こうしんや口腔粘膜こうくうねんまくなどにみられる。 ●手掌しゅしょう、足底そくていには脂腺がない。教科書ココをチェック2編 >2章 >2節 :脂腺(皮脂腺)Q5汗を分泌ぶんぴし、分泌された汗を皮膚表面に運ぶ腺せんは何?Answer【汗腺】よみかんせん汗を分泌する汗腺体かんせんたいと、分泌された汗を皮膚表面に運ぶ汗管かんかんからなる。●エクリン腺、アポクリン腺、アポエクリン腺の3種類がある。 ●アポエクリン腺はエクリン腺が変化したもので、思春期以降、主に腋窩にみられる。教科書ココをチェック2編 >2章 >3節 :汗腺Q6汗腺かんせんのひとつで、小しょう汗腺ともよばれるものは何?Answer【エクリン腺】よみえくりんせん 異表記小しょう汗腺汗腺かんせんのひとつで、汗腺体は真皮しんぴの深いところにあり、これから出る汗管は皮膚表面で汗孔かんこうをつくって開口している。●生まれたときから全身のほとんどの皮膚に分布し、その数は全部で200万以上とされている。 ●からだの部位によって分布数が異なる。 ●手掌しゅしょうと足底そくていが最も多く、次に額が多い。 ●手掌を除く上肢じょうし、下肢かしは中間で、背部はいぶが最も少ない。教科書ココをチェック2編 >2章 >3節 :汗腺Q7汗腺かんせんのひとつで、大汗腺ともよばれるものは何?Answer【アポクリン腺】よみあぽくりんせん 異表記大汗腺汗腺かんせんのひとつで、汗腺体はエクリン腺の汗腺体よりも大きく、真皮の深いところ、または皮下組織にある。●汗管は毛包とほぼ平行に走り、脂腺が開口している部分より上方で毛包内に開いている。 ●存在する部位は外耳道がいじどう、腋窩えきか、乳輪にゅうりん、臍へそ、会陰部えいんぶに限られ、思春期になってから初めて機能を発揮する。 ●エクリン腺から分泌される汗よりも濃く、細菌によって分解されると一種独特のにおいをもった汗を分泌する。 ●腋窩に悪臭が感じられると、腋臭えきしゅう症あるいはワキガとよばれる。教科書ココをチェック2編 >2章 >3節 :汗腺Q8手足の指先にある、表皮ひょうひの角質層が変形したものは何?Answer【爪】よみつめ表皮ひょうひの角質層が変形したもので、成分はケラチン。●指先以外の3つの面は爪郭そうかくというひだでおおわれている。 ●根元を爪根そうこん、その基部に爪をつくっている爪母そうぼがある。 ●爪母の一部は爪郭を超えて半月型に伸び外から白く見える。ここを半月という。 ●半月以外の外界に露出している部分を爪甲そうこうといい、爪床そうしょうの上にのっている。 ●爪の後方の爪郭から表皮の角質層が伸びて、半月の一部を覆っている。これを爪上皮そうじょうひという。 ●1日の成長速度は0.1mmで、毛の約3分の1。教科書ココをチェック2編 >2章 >4節 :爪

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