物理・化学(物理)①(物・化)Vol1
物理・化学(物理)①(物・化)Vol1 - 用語クイズ2016/5/26配信Q1国際単位系のニュートン〔N〕とは何の単位?Answer【力の単位】よみちからのたんい力の単位は、国際単位系のニュートン(記号N)を用いる。●物体に外から力がはたらくと、物体の速度はだんだん加速して速度が変化する。 ●力と加速度の関係は、物体にはたらく力の大きさに比例する。 ●1ニュートン〔N〕は、質量1〔kg〕の物体に、1秒ごとに、速度が秒速1〔m〕ずつ増加する加速度1メートル毎秒毎秒〔m/s2〕を生じさせる大きさである。教科書ココをチェック1編 >1章 >1節 >1項 :力Q2ある物体に2つ以上の力がはたらいているにもかかわらず、物体が静止したままだったり、運動の状態に変化がおこらない場合の力の状態を何という?Answer【力のつりあい】よみちからのつりあい力のはたらきは、力の大きさ、向き、作用点という力の3要素で決まる。●1つの物体にはたらく2つの力がつり合っているとき、2力は同じ作用線上にあり、大きさが等しく向きが反対である。 ●2つの力をそれらと同じはたらきをする1つの力にまとめることを力の合成といい、合成した力を合力ごうりょくという。 ●1つの力をこれと同じはたらきをする2つの力に分けることを力の分解といい、分解された力を分力ぶんりょくという。教科書ココをチェック1編 >1章 >1節 >2項 :力のつりあいQ3物体の接触面にそって生じる力で、物体が動くのを妨さまたげる力を何という?Answer【摩擦力】よみまさつりょく物体が接触している場合、その接触面にそって生じる力であり、物体が動くのを妨さまたげる力のこと。●引く力と摩擦力がつりあっているとき、物体は静止している。このときはたらく摩擦力を静止摩擦力という。 ●引く力が静止摩擦力の最大値を超えると物体は動き始める。動き始める直前の摩擦力を最大摩擦力という。 ●最大摩擦力は物体と床が接触する面積には関係無く、床の面が物体を垂直に押す力(垂直抗力)に比例する。教科書ココをチェック1編 >1章 >1節 >3項 :摩擦力Q4小さい力を大きい力に変えて重い物体をらくに動かしたり、物体の小さい動きを大きい動きに変えたりすることができるのは何?Answer【てこ】よみてこ小さい力を大きい力に変えて重い物体をらくに動かしたり、物体の小さい動きを大きい動きに変えたりすることができるもの。●てこを動かないように支え、ここを中心にして回る点を支点、力を加える点を力点りきてん、物体に力をはたらかせる点を作用点という。 ●てこの原理は、「加える力F×OA(支点Oから力点Aまでの長さ)=作用する力W×OB(支点Oから力点Bまでの長さ)」「加える力F=作用する力W×OB/OA」という関係式で表される。 ●てこは、支点・力点・作用点の3点の位置関係によって、はさみなどの第1種てこ、せんぬきなどの第2種てこ、ピンセットなどの第3種てこに大別される。教科書ココをチェック1編 >1章 >1節 >4項 :力のモーメントQ5重力の合力は、鉛直えんちょく(水平面に垂直な方向)下向きの1つの力となる。この重力の合力の作用点を何という?Answer【重心】よみじゅうしん物体には、物体を構成する各部分に重力がはたらいていて、その合力は鉛直えんちょく(水平面に垂直な方向)下向きの1つの力となる。この重力の合力の作用点のこと。●物体のある1点Aを糸でつり下げ、この支点Aを通る鉛直線を描き、さらに、同じ操作をほかの1点Bで行うと、2本の鉛直線の交点Gが重心の位置となる。 ●重心で支えた物体は、そのままの状態で静止しており、物体を重心以外の点で支えるときは、物体は重心が支点の鉛直線上にくる位置まで回転して静止する。教科書ココをチェック1編 >1章 >1節 >4項 :力のモーメントQ6力と距離の積で求められ、単位をジュール〔J〕とするものは何?Answer【仕事】よみしごと物体に力を加えて滑らかな水平面の上を力の向きに動かしたとき、力の大きさと移動した距離の積で求められる。●物体に力F〔N〕を加えて力の向きに距離S〔m〕だけ動かしたとき、力がした仕事Wは、[仕事W〔J〕=力F〔N〕×距離S〔m〕]で表される。 ●物体に1〔N〕の力を加え、その力の向きに1〔m〕動かすときの仕事を1ジュール〔J〕という。 ●仕事をする能力をエネルギーといい、エネルギーと仕事は互いに交換することができる。 ●仕事とエネルギーの単位は共に、ジュール〔J〕を用いる。教科書ココをチェック1編 >1章 >1節 >5項 :仕事とエネルギーQ7物体に外部から力が加わって起こる、伸び、縮み、ずれなどを何という?Answer【変形】よみへんけい物体に外部から力が加わって起こる、形や大きさの変化のこと。●伸びは、物体を引っ張るように、力がはたらくときに生ずる変形である。 ●縮みは、物体を押さえつける(圧する)ように、力がはたらくときに生ずる変形である。 ●ずれは、物体の上面と下面に、反対向きの力が平行にはたらくときに起こり、加わる力が大きくなると、物体が切れる(剪断せんだん)。 ●たわみは、伸びと縮みが組み合わさって生ずる変形。 ●ねじれの本質はずれであると考えられる。教科書ココをチェック1編 >1章 >2節 >1項 :力による物体の変形Q8物体に外力が加わって変形したときに、加えた力を取り去ると、もとの形や大きさに戻ろうとする性質を何という?Answer【弾性】よみだんせい物体に力が加わって変形したときに、その力を取り去るともとの形や大きさに戻ろうとする性質のこと。●弾性による変形を弾性変形という。 ●弾性をもつ物体を弾性体だんせいたいという。 ●弾性体に加える外力の大きさが限度を超えて大きいと(弾性限界)、力を取り去ってももとの状態に戻らずに変形したままになる。 ●物体が外力を受けて変形するときに、物体内部の任意の断面に生じる単位面積あたりの力を応力おうりょくという。 ●弾性体では変形がおこると、同時に応力が生じる。教科書ココをチェック1編 >1章 >2節 >1項 :力による物体の変形Q9外力を取り去っても、もとの形や大きさに戻らずに変形が残るような性質を何という?Answer【塑性】よみそせい外力を取り去っても、もとの形や大きさに戻らずに変形が残るような性質のこと。●塑性による変形を塑性変形という。 ●一般に物体は、弾性と塑性の2つの性質をもつ。 ●変形が小さいうちは、応力によって弾性変形をする。 ●弾性限界内では、物体にはたらく外力とその外力によって生じる変形は比例する(フックの法則)。 ●弾性限界を超えてさらに力を加えると塑性変形をおこし、さらに力を加えると物体は破壊されてしまう.教科書ココをチェック1編 >1章 >2節 >1項 :力による物体の変形Q10刃物で物体を切断するとき、基本となる原理は何?Answer【くさびの原理】よみくさびのげんり刃物で物体を切断するときに基本となる原理。●くさびに垂直に加えられた力は、くさびの斜辺に対して垂直な等しい2つの分力に分解され、この2つの分力が物体を割る力としてはたらく。 ●くさびに加えられる力が同じ場合、くさびの角度が小さいほど分力が大きくなり、物体を割る力は大きい。教科書ココをチェック1編 >1章 >2節 >2項 :刃物による切断作用
0コメント